VF-31 ジークフリード
2021-05-31 00:00:00
VF-31ジークフリード(Δ小隊専用機)は、VF-31カイロスをベースにワルキューレの護衛兼パフォーマンスエアショー用にケイオスワルキューレワークスでΔ小隊専用機として開発された機体。
ケイオスのラグナ第三戦闘航空団「Δ小隊」にて運用されている。
機体の基本構造はカイロスをほぼ流用しているが、内部的にはフォールドウェーブシステムを搭載、エンジンの換装、機体構造の強化が行われている。
主翼も前進翼に改装されている。
ジークフリードのフォールドクォーツ
カイロスはフォールドカーボンを積む
コックピットは複座(後部座席は非常用シート)で、EXギアシステム搭載。
キャノピーは耐ビームコーティングされた偏光シールドで、透過、非透過を切り替えられる。
ワルキューレの護衛機である為、サポート用のマルチドローンプレートを脚部に搭載。
マルチパーパスコンテナは、マルチドローンのエネルギーチャージ用のユニットと、ビームガンポッド になっている。
エアショーを行うため、各機体に派手なパーソナルカラーの塗装が施されている。
【ファイター】
ミニガンポッド とビームガンポッド はファイターでも使用可能
【ガウォーク】
【バトロイド】
■バリエーション
S型:指揮官機
編隊システム搭載。通信機能、データリンク機能が強化されている。Δ小隊隊長のアラド・メルダース大尉が搭乗。
頭部機銃は2連×2の合計4門
F型: 制宙支配戦闘機
高機動戦闘用に調整されており、機体の設計限界まで性能を引き出す調整がされている。
メッサー・イーレフェルト中尉の搭乗機で、機体上面に死神のエンブレムが描かれており、敵パイロットからも死神と呼ばれる。
画像はスーパーパック装備
頭部機銃は2門
E型:早期警戒・電子戦機
折り畳み式のレドームのコンテナを装備。
通常の電波や探査波のほか、フォールドウェーブの観測装置も搭載。ワルキューレの活動に伴う周囲の環境変化を常時記録する任務がある。
レドームはワルキューレのステージとしても使われる。
搭乗者はチャック・マスタング少尉。
レドーム展開時
頭部機銃は2門
C型: 戦術支援戦闘機
バランス重視のチューニングされており、小隊全体のバックアップを担当する。縦2列のバイザー型カメラアイを有する。
ミラージュ・ファリーナ・ジーナス中尉搭乗機。
画像はスーパーパック装備
頭部機銃は2門
J型: 制宙支配戦闘機
VF-31ジークフリードの最新型。
Δ小隊のハヤテ・インメルマン准尉の専用機で、ヘルメットとAIサポートを行わないように操作系がチューニングされている。
頭部機銃は1門
J型改(VF-31J/c): 制宙支配戦闘機
Δ小隊のハヤテ・インメルマン少尉の専用機。惑星ラグナでの戦闘で失ったJ型の改良機体。J型を失った後に乗っていたF型に蓄積されたフライトデータをもとにJ型を改良、引き続きヘルメットとAIサポートを行わないように操作系がチューニングされている。
リミッター付きで、22.5%のオーバーブースト、リミッターカットで27.5%のオーバーブーストが可能だが、エンジン設計限界のギリギリであり、いつエンジントラブルが発生してもおかしくない状態のため、リミッターカットの使用は、ごく短時間限定に制限されている。
■兵装
・頭部レーザー機銃(マウラーROV-127E 12.7mm)
・腕部ミニガンポッド(ラミトンLM-25s 25mmレールマシンガン)
拳の動きに連動する
・内蔵マイクロミサイル(ビフォーズCIMM-3B×36)
脚部エンジンユニットに左右に各3ヶ所計6ヶ所
・マルチパーパスコンテナユニット
選択式のコンテナユニット。
Δ小隊では主にビームガンポッドとマルチドローンの遠隔給電ユニットが選択される
その他、VF-31Eのレドームユニットやフォールドプロジェクションユニットなどが装備される。
・ハワードLU-18Aビームガンポッド
エンジン出力の増加により、今までのVFと異なり実弾ではなくビームガンポッドとなっている。
ガウォーク形態では旋回砲塔として使用できる。
・アサルトナイフ(AK/VF-M11)
VF-25から採用された格闘戦用のナイフ。
ピンポイントバリアをまとわせることで攻撃力を増す。
シールドの裏側に収納される。左右で2本装備している。
・シールド
エネルギー転換装甲を用いたシールド。
ピンポイントバリアを展開するとこで防御力が飛躍的に上昇
・マルチドローンプレート(MDP-001W シグナス)
VF-31の脚部にはウェポンベイがあり、通常はマイクロミサイルが格納されるが、ジークフリードではマルチドローンプレートが格納されている。
射出後はワルキューレメンバーにて操作可能。
ワルキューレのサポート用に防御やホログラム投影を行う。
通信中継機能、ホログラム投射機能、スピーカー機能、防御フィールド機能を持つ。
射出後は変形してV字になる。
・大型ミサイル
主翼下に懸下可能。
懸下したミサイルはバトロイド時はシールドに付く。
■各種パック
【スーパーパック】
VF-31では機体の装備に対する概念が一新され、マルチパーパスパックとよばれる。このうち宇宙空間での航続距離を伸ばすための装備をブースターパックと呼ぶ。従来通りスーパーパックとも呼ばれる。装備したVF-31はスーパージークフリードとも呼ばれる。
以下ユニットからなる。
・メインブースターユニット
プロペラントタンク、ブースター部、マイクロミサイルランチャー、各所のバーニアブースターからなる。
装備時は30Gに近い加速を得られる。
ブースターユニットの前方にはマイクロミサイル射出口があり。
・胸部及びインテーク装甲ユニット
バトロイド時の股関節装甲も含む。
肩上部にマイクロミサイルCIWSランチャーを備える。
・マニュピレター用追加装甲ユニット
ガウォーク、バトロイド時の腕部シールドに追加装甲でさらに強化。
・エンジンナセル追加装甲ユニット
マイクロミサイルランチャーと高機動バーニアを備える。
脚部にもマイクロミサイル射出口あり
【フォールドプロジェクションユニット】
【アーマードパック】
火力・防御力向上のための重装オプションパーツ。
最大加速度約12.5G+(VF-31の機体のエンジンも最大推力で併用)
【リルドラケン】
もともとはSv-262用の追加ブースター/支援機であるが、接続部分は銀河標準規格の為、ジークフリードにも装備可能。
接合部が回転するため、垂直方向に推進偏向ノズルとしても使用可能。
■スペック表
【基本設計】スーリヤ・エアロスペース
【改装】ケイオス・ワルキューレ・ワークス
【全長】19.31m
【全幅】14.14m
【全高】3.85m
【空虚重量】J型8,525kg
F型8,531kg
S型8,242kg
E型8,539kg
C型8,533kg
(マルチパーパスコンテナ装備なし)
【機体設計最大荷重】F 、J、C型29.5G
E、S型28.0G
(ISC作動時は、機体全体、装備兵装なども高Gより保護される)
【最高速度】M5.5+(高度10,000m、それ以上の加速も可能だが耐熱限界)
【主推進機】新星/P&W/RR社製
FF-3001/FC2ステージⅡC熱核タービンエンジン
大気圏外:1875kN+×2
(フォールドウエーブシステム稼働時は最大約15%程度のオーバーブーストが可能)
スラストリパルサー
三次元起動ノズル装備
【副推進機】高機動スラスター P&W HMM-10A
【航行距離】大気圏内無制限
【上昇限界】追加装備なしで衛星起動まで進出可能。
【HMI】EXギアEGP-03/05
【ISC】ISC/T021C
【セントラルAI】エアリアルⅢ
【固定武装】頭部レーザー機銃(マウラーROV-127E 12.7mm)×1、2、4
レールガンミニガンポッド(ラミトンLM-25s 25mmレールマシンガン)×2
内蔵マイクロミサイル(ビフォーズCIMM-3B×36)
【標準武装】マルチパーパスコンテナユニット(各種装備変更可能)
ハワードLU-18Aビームガンポッド ×1
ガーバー・オーテックAK/VF-M11アサルトナイフ×2
マルチドローンプレート(MDP-001W シグナス×16)
フォールドウェーブシステム
【追加武装】スーパーパック
アーマードパック
フォールドブースター
リルドラケン
【防御兵装】エネルギー転換装甲(センチネルSWGA- F20B)
ピンポイントバリア(オーテックVPB-S24)
シールド×2
アクティブステルスシステム(ECS-09A)
チャフ/フレア/対光学兵器用スモークディスチャージャー(LAI CCFD-11)
■参考資料
・バリアブルファイターデザイナーズノート
・バンダイ1/72 VF-31J、スーパーパックプラモデル取扱説明書
・技MIX VF-31S、J、C取扱説明書
・ハセガワVF-31S、J、 F、C、E、J改 取扱説明書
・バンダイ超合金 VF-31J、S、F、C、E取扱説明書
・バンダイ超合金アーマードパーツセット取扱説明書
・バンダイ超合金 VF-31AXハヤテ・インメルマン機 取扱説明書
・マクロスΔBlu-ray3巻、9巻ブックレット
■使用機体
・バンダイ超合金 VF-31A
・バンダイ超合金 VF-31J
・バンダイ超合金 VF-31S
・バンダイ超合金 VF-31F
・バンダイ超合金 VF-31C
・バンダイ超合金 VF-31E
・バンダイ超合金 VF-31J改