バルキリー格納庫


VF-11 サンダーボルト

2020-09-22 23:00:00


2020年代、大気圏内を得意とするVF-5000、宇宙空間を得意とするVF-4がそれぞれ配備されていたが、VF-1のような汎用的な主力戦闘機は存在していなかった。
そこで、統合政府は次世代機を開発するためにノヴァプロジェクトを始動した。
ノヴァプロジェクトでは、新星インダストリー社製のVFX-11、ゼネラル・ギャラクシー社製のYF-14が製造され、次期主力戦闘機の座を争った。

VF-11は、2022年に開発開始し、2028年が初飛行となる。
2030年4月、統合政府主席補佐官救出作戦にてプロトタイプVFX-11が実戦投入される。
この救出作戦の成功が決め手となり、VF-11の機首両脇に大型カナードが付く事なる。
同2030年11月、次期主力可変戦闘機としてVF-11が量産開始される。
2035年にはアップデートとエンジンアビオニクス強化が行われた。

VF-11は、すでに2040年当時の統合宇宙軍の主力戦闘機(B型)であり、同2040年にC型が第一線に配備され、マクロス7船団では2045年当時、C型が主力戦闘機として配備された。

VF-11の大型カナードは、最高速を落とすが、高機動時の操作性に優れる。

また、以降のバルキリーでの標準仕様となる、腕部シールドを持つ。

加えて、VF-5000以降のバルキリー標準仕様の、後方警戒用の頭部パルスレーザー斜銃を装備している。

これにより、後方の敵にも攻撃ができる為、空戦時の優位性が向上している。

【ファイター】






ベクタードノズル

フルスロットル時のノズル


VF-11はVF-1と同様に可変翼



エアブレーキ


【ガウォーク】




【バトロイド】





バトロイド時頭部に、後方カメラ(青色箇所)
背中には補助スラスターポッド(下部4つのノズル)


VF-1と同様、バトロイド時にはコックピットにカバー。

■バリエーション
A型:最初に生産された型で生産数は少ない。頭部対空レーザーが短砲身。センサーカメラは小型で2窓タイプ。

B型:エンジン推力の向上型

C型:航行用電子装備を改良した型。ガンポッドの銃剣が省略されている。2040年に第一線に配備される。


D型:複座型で、訓練用に用いられる。
レーザー砲は機体にダメージを与えない程度に低出力、ガンポッドもペイント弾専用となり、装填しているペイント弾の色の帯が銃身に巻かれている。




D改 型:マクロス7船団にて、ジャミングバーズ機として使用される。

■兵装
【標準装備】
・頭部レーザー機銃
・ガンポッドBU-15


B型のVF-11のガンポッドには銃剣が付く。C型以降はコスト削減のためオミット

・チャフ&フレアディスペンサー(脚部横より放出される)



■各種パック
【スーパーパック】

大気圏外用のスーパーパックは、機動性、攻撃力向上用のオプションパックである。
装備したサンダーボルトは、スーパーサンダーボルトと呼ばれる。


新星インダストリー製の以下のパーツからなる。
・NP-SP-09 推進用ブースターユニット
 ヒューズHMMM-Mk6マイクロ・ミサイルランチャー標準埋め込み。
 サイズはVF-1のものより小型化されている。
 B型用は上部のマイクロミサイルの発射口が片側4つ、ノズルが円錐型。
 C型用は上部のマイクロミサイルの発射口が片側2つ、ノズルが四角型。


ユニットの先端とメインノズルの周りに高機動バーニアノズルを有する。

・NP-SF-09 脚部プロペラントタンクユニット
 航行距離増幅用の推進剤入り。
 高機動バーニアノズルとチャフフレア放出口がある。

大気圏内用のスーパーパックも存在し、ブースターのマイクロミサイルランチャー部の先端が流線型になっている。

【ASP-11 プロテクト・アーマー】
装備したVF-11は、フルアーマード・サンダーボルトとも。
以下のパーツからなる。
・装甲ユニット
ヒューズHMMM-Mk6マイクロ・ミサイルランチャー標準埋め込み。
両肩部の装甲ユニットには20発程度の連射が可能な連装ビーム砲を装備。
・背部FASTパック
 スーパーパックのものより大型の増槽。
・長砲身型高貫通ガンポッド
・リアクティブアーマー

【レドーム】
機体背面にレドームを装備することが可能。

■スペック表
【設計・製造】新星インダストリー
【全長】B型/C型:15.51m D型:16.02m
【全幅】11.2m
【全高】3.49m
    12.92m(バトロイド、レーザー機銃含まず)
【空虚重量】B型/C型:9,000㎏ (※小学館/ハセガワB型、C型マクロス7BDBOXブックレット、マクロスクロニクル情報。やまと社VF-11Bのみ9250kgの記載)D型:9,120kg
【最高速度】M3.5+(高度10,000m)、M8.2+(高度30,000m以上)
【主推進機】新星/P&W/ロイス FF-2025G熱核タービンエンジン(28,000kg×2)
      (※B型/D型28,500kg×2ハセガワ情報、C型マクロス7BDBOXブックレット、マクロスクロニクル)
【副推進機】高機動バーニア・スラスター/P&W HMM-5B
【航行距離】(調査中)
【上昇限界】42,000m(衛星軌道への進出時は大型のブースターを使用)
【固定武装】後方対空パルスレーザー機銃×1
【標準武装】B型: 多目的ガンポッドBU-15(30mm6連ガンポッド)銃剣付き
      C型:多目的ガンポッド 銃剣なし
      D型:多目的ガンポッド 銃剣なし(ペイント弾)
【追加武装】スーパーパック、アーマードパック
【防御兵装】防弾シールド(予備マガジンが装着可能)
      チャフ&フレアディスペンサー×2

■参考資料
・THIS IS ANIMATION SPECIAL MACROSS PLUS
・バリアブルファイターデザイナーズノート
・マクロス デジタルミッション VF-X 取扱説明書
・ハセガワ1/72 VF-11B説明書
・ハセガワ1/72 VF-11D説明書
・【ゲーム】M3本編
・マクロスフェブリ
・マクロス7Blu-rayBOX1、2ブックレット
・マクロスデジタルミッションVF-Xフライトマニュアル
・マクロスクロニクル VF-11Bシート

■使用機体
やまと完全変形VF-11B withスーパーパーツ
やまと完全変形VF-11C withスーパーパーツ
・バンダイ1/144 VF-11C
ハセガワ 1/72 VF-11D サンダーボルト テストパイロットスクール